Because of Winn-Dixie
★★★★★ (541冊−1,000,152語)
YL4.0‐5.0 総語数22,321
Candlewick Pr (2001/09)
売り上げランキング: 3,273
心洗われるような
幸せな気持ちになれました
この本で、100万語を通過しました♪まずは本のご紹介から。
10歳のOpalは、自分がまだ幼い時に家出してしまった母を、いつも思ってい
ます。牧師のお父さんと、アメリカ南部フロリダの小さな町に越してからは、
友達もなく、より寂しさが募ります。
ある日Opalは、スーパーで1匹のおかしな犬 Winn-Dixieと出会い、連れ帰り
ます。
Winn-Dixieのおかしな魅力に助けられながら、だんだんと素敵なお友達が出来
て行きます。お父さんとの間には微妙な距離もありましたが、ゆっくりと絆を取
り戻して行きます。Opalや周りの人たちが、互いに、ごく自然に癒し癒されて
いく過程が、胸に染みる作品でした。
淡々とした描写で綴られるのですが、それがかえって、登場人物の感情が行間
から溢れ出て来るようで、吸い込まれて行きます。
じんわりとした優しさと暖かさ、ツンと来るような 切なさや もの哀しさで、終始
胸がいっぱいなのですが、何故か、透き通るように爽やかで、とても不思議な魅
力を感じました。あちこちで涙も出ましたが、すっきりと風が通り抜けて行った様
な気持ちです。
ずっと読んでみたい作品でしたが、100万語通過本にピッタリの感動作でした。
邦訳、映画はタイトルきいてほしいの、あたしのこと―ウィン・ディキシーのいた夏 (ポプラ・ウイング・ブックス)
映画はまだ観ていません。今はもう少し、原作のイメージを壊したくない気が
します。ならば、先に映画を観ておけば良かったかな?