Dying to Please
最近はどんな本も、どう言う訳か調子良く読むことが出来ません。厚い本やレベル3以上の本には何となく手を出す気がせず、そうかと言ってレベルを落としてみても、やけにギクシャクした読み方をしています。
う〜ん、これは冬眠ぼけかしら(笑)。それでも読みたい気持ちだけはあるので、まぁこれはこれでいいか、と少しずつ語数を重ねています;;。
↓そう言えば、こんなキリン読みを楽しんでいた時期もありましたっけ(笑)。ラブサスペンスものです♪
★★★★☆ YL7.5-8.5 総語数95,000
Ballantine Books (Mm) (2003/11/25)
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なかなかいけますが...
ストーカーものです。
- 作者: リンダハワード,加藤洋子
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2002/12/20
- メディア: 文庫
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- Sarahは、引退した老判事の執事 兼 ボディガード。完璧なまでに仕事をこなすSarahは、その美貌もあってかメディアの注目を浴びる。そんな折、判事が何者かに殺害され、第一発見者のSarahに容疑がかかる。Sarahに惹かれ、彼女を信じる刑事Cahillは 必死な捜査を進めるが、無惨にも同様の事件が再び起きる。
マッケンジーシリーズで、もうお馴染みの?リンダ・ハワードの作品です。面白かったです。でも難しかったです。この本はSSSのサイトでYL4.5と紹介されていたりもしたのですが、私にはやはり英語多読完全ブックガイドによるYL7.5−8.5の読み応えでした(笑)。
サスペンスがベースで、ロマンスでちょっとスパイスをきかせた様な作品です。スリリングな展開が物語に引き込んで行ってくれます(その意味ではYL低めになるのかな〜)。ロマンスロマンスしていなくて、ハードボイルドな感じさえするので、男性にも好まれそうです。
ヒロインのSarahが、固い意志と責任感を持ち、体を鍛えあげ、仕事をばりばりこなす、強い自立した女性として描かれているのは、この作品の魅力かな(しかも美人(笑))♪
ボディガードとしての責務を果たせなかったと落ち込むSarahと、捜査も難行気味の刑事Cahillは次第に愛を深めて行きますが、なかなかこれが(笑)行きつ戻りつで(笑)、ストーリーを盛り上げてくれています。濃密なシーンもモチロン健在(笑)。
次々起こる殺人事件と、正体不明な犯人には不気味さも漂い、鬼気迫るものがありました。
ところで。以下は完全に私的な好みに走ってしまいます(笑)。どれどれ?聞いてみようじゃないかと言う方は、以下もどうぞお付き合い下さいませ(笑)。
実はこの作品、前半ロマンスが一向に始まらず、全体的に見てもサスペンス度8に対し、ロマンス度が2?と言った感じで、ロマンスを求めた私にはちょっと物足りない感じがしてしまいました(笑)。ストーリーは面白かったのですが、私はこの時、もっとロマンスにうっとりしたかったのです(笑)。
残念ながら、肝心のヒーローCahill にも、うっとり ぽ〜っとなることが出来ず (タイプの問題?(笑))、少々消化不良となってしまいました(笑)。一応、Cahillはマッチョで男らしく、女性も大事にするのだそうですが、ヒロインがあれほど魅力的なのですから、つい、ここぞとばかりに、それよりもうーんとうーんと魅力的な男性を求めてしまって(笑)。でなければ、いっそヒューグラントにしてくれるとか(笑)。
そんな訳で、私って結構な本格(?)ロマンス好きなのかも…と思ってしまったのでした(笑)。