かあさんのいす
★★★★☆(140冊-352,955語)
YL2.2 総語数1060
YL2.2 総語数1060
A Chair for My Mother (Reading Rainbow Book)
posted with amazlet at 05.05.21
おすすめ度の平均: 
読みやすいです。 働くお母さんと、その子供たちへ
Loving Look at a Loving FamilyRosaは、お母さんとおばあちゃんと３人暮らし。お母さんは食堂でウェイトレスをしています。
お母さんは毎日疲れきって帰ってくるので、その体を休めることが出来る素敵なイスを買おうと、毎日小銭を大きな瓶に貯めています。やがて‥
この本は、『かあさんのいす』として日本でも良く知られているそうです(私は知りませんでした。残念ながらアマゾンに日本版の画像がありませんでした。)。
「お母さんのイス」という小さなひとつの願いに向かって、家族みんなが助け合っていく、あたたかな素敵なお話です。やさしさと希望に満ちていますが、その一方で、疲れ果てたお母さんの姿や、倹約しながらの生活などは、思ったよりズッシリとくるものがありました。
リアルなお母さん像に、衝撃を受ける絵もありましたが(笑)、なんとも大胆な色使いと、その鮮やかさに強く惹かれます。明るくあたたかい雰囲気を醸し出しています。
最後の、家族３にんがひとつのイスに座っているイラストがとてもイイです。
個人的には、あるシーンのインパクトが強すぎて、ちょっぴり重い気持ちになってしまったため、★４つに。
続編の『Something Special for Me』も、とても気になります。
日本語版は『ほんとにほんとにほしいもの』
