The Mitten-てぶくろ - ゴンティの洋書手帳

★★★★★(132、133冊目-331,885語)
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Jan Brett
Putnam Pub Group (1996/10/01)
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はまりました

美しい絵に一目惚れ！

おばあさんが編んでくれた、雪のように白い手袋。男の子は、その手袋を、片方だけ落としてしまいます。落としたその手袋に、次々と動物たちがやって来て‥

日本語の絵本『てぶくろ』でも懐かしい、この作品。もとはウクライナの民話なんですね(知りませんでした)。
この作品は、Jan　Brettによるものです。

多読仲間 (本当は多読の大先輩です。) のtomatomamaさんのページhttp://blog.seesaa.jp/tb/3731713で紹介されていた、『The Hat』は、もしやこの　Jan Brettの作品では？と思い、あわてて読みました(笑)。最近購入し、まだ読んでいなかったのです。

とにかく、美しく細部にまでこだわった丁寧なイラストに、すっかり魅了されてしまいます。

両サイドにある、小さな窓の中で語られるお話も、忘れてはなりません。
その窓の中に文字はありませんが、物語はちゃんとそこにあるのです‥(この説明では伝わりませんよね‥是非手に取って見てみてください‥)。

実は、この窓で、tomatomamaさんのページの『The　Hat』が同じ著者によるものではないかと気付きました。

ラストで、片方だけ大きく伸びてしまった手袋を見て、不思議そうにしているおばあさんの顔が、なんとも言えません。

寒い冬の物語ですが、動物たちの生き生きとした表情や、その動きをみていると、ぽかぽか暖まってきそうです。
とってもあたたかいストーリーです。オススメです。

今はもう、The Hatが気になって仕方がありません(笑)。